2011年5月19日木曜日

When I'm Gone / Eminem

<Verse 1>
そうだ、これがおれの人生だ
俺自身の言葉だ、多分な

今まで本気で人を愛したことがあるか
その人のために闘えるというほど
言葉のアヤとかではなく
文字通り命をかけるってことだ
自分達はお前の心臓だと
その人達が気づくとき
お前も自分が彼らの鎧だったことに気づく
そして彼女を傷つけようとするものは
何であっても打ち倒すと誓う

だが運命が回れ右してお前を噛み砕こうとしたらどうするんだ
自分のかける全てがひっくり返って
お前を非難しはじめたら
お前こそが彼女の痛みの原因だと気づいたら
お前はいったいどうする

"パパ、わたしが作ったものをみて"
"パパは飛行機に乗らなきゃいけないんだ
"パパ、ママはどこにいるの?どこ探しても見つけられないの"
"知らないよ、ヘイリー、外で遊んでおいで。パパは忙しいんだ。歌を書いてるんだ。歌はひとりでにはできないんだよ"

負け犬をみせてやる
そしたら本当の自分に立ち返るだろ
あの歌のなかに立ち戻って彼女に愛してるって言うんだ
彼女の母さんの肩に手をかけるんだ
彼女は母さんによく似ている

あれがスリム・シェイディだ
そうさ、スリム・シェイディは狂ってる
シェイディが俺をこんなのにしたんだ
しかし今夜はシェイディが彼女をおねんねさせる


<Hook>
俺が逝ってしまっても
歩き続けろ
悲しんだりするな
俺の声が聞こえたなら
喜んでくれ
いつも君のことを上から見ているってことを知ってほしい
何も感じなかった
だから苦しまずに
ただ笑い返してくれ


<Verse 2>
俺は未だにこんな夢を見ている
俺がブランコの上のヘイリーの背中を押しているという幻想を
でもヘイリーは叫び続ける
ヘイリーは俺に歌って欲しくない
"パパはママを泣かせてる。なぜなの?なぜママは泣いてるの?"
もうパパは出ていったりしないさ
"パパはうそついてばっかり。いつも同じこと言う。いつだってこれが最後だって言うのよ。"
"もうどこにも行かせない。パパはわたしのパパよ。"
そう言って、箱を積み上げて道をふさごうとする

"パパお願い、行かないで、パパやめて!"

しかし彼女はポケットから小さなネックレスのロケットを取り出した
写真がついてる
"これがパパを守ってくれる。これを持って行って。"

俺が彼女を見上げると、そこにはただ鏡の壁に囲まれた自分がいるだけだった
その壁はあの時しゃべったに違いない
だって俺には聞こえたからな
鏡の俺は語る
"お前にはまだチャンスが残ってる"
それが今夜だ
そうだ、ここを出ていってお客を愛してるって証明するんだ
落ちぶれて手遅れになる前に
ベッドルームから一歩踏み出すと
場面はステージに変わり
鏡の俺も消えてなくなり
スポットライトがあたる
そして俺は歌う


<Hook>
俺が逝ってしまっても
歩き続けろ
悲しんだりするな
俺の声が聞こえたなら
喜んでくれ
いつも君のことを上から見ているってことを知ってほしい
何も感じなかった
だから苦しまずに
ただ笑い返してくれ

<Verse 3>
6万人が立ち上がって飛び跳ねる
幕が下りていく
みんな俺の足元にバラの花を投げかける
俺はお辞儀をして言う
「皆さん、今日は来てくれてありがとう」
下をちらと見ると、俺は目を疑った
「パパ、私よ!ママを助けて!手首から血が出てるの!」
まて、ここはスウェーデンだぞ、どうやってここまで来たんだ
「パパについてきたの。もう出ていったりしないって言ったのに!」
「パパは私にうそついたわ。そして今はママを悲しませてる」
「私、コインを買ったの。"最高のパパ"っていうね」
「ただそうあって欲しかった。でももうあなたにあげる。どういうことかわかったの。そういうことなら、私とママはもう行くわ」
おい、待ってくれ
「パパ、もう遅いのよ。あなたが選んだことよ」
「さあ、行けばいいじゃない、私達よりあの人達を愛してるって言いなさいよ」
「あの人達はただその言葉を聞きたいんだから。あなたが欲しいのよ、マーシャル。あなたの名前を叫び続けてる」
「あなたが眠れないって言うのも無理はないわね。それでまた薬に手を出すんでしょ。そう、きっとそうするわ。それでそのことをラップにするんでしょ。その言葉を現実にすればいいじゃない」


拍手喝采が聞こえる
しかし俺には何も見えない
なんてことだ
そして幕は俺の前に下りていく
俺は振り返って、銃を地面の上に見つけた
それを握りしめ、
頭に当てて叫ぶ
「くたばれシェイディ!」
そして引き金を引いた
空が暗くなり、俺の命が燃えあがる
俺が乗るはずだった飛行機は空で燃えて灰になる


目覚ましが鳴って俺は目覚める
鳥がさえずる
今は春で、ヘイリーは外でブランコに乗ってる
キムの隣へ歩いて行き、彼女にキスする
お前がいなくて寂しいと伝える
ヘイリーは微笑んで小さな妹にウィンクする
こう言うかのように


<Hook>
私がいなくなっても
歩き続けて
悲しんだりしないで
私の声が聞こえたなら
喜んで欲しい
いつもあなたのことを上から見ているってことを知ってほしい
あの時つらい思いはしなかった
だから苦しまずに
ただ笑い返して



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